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2014年05月29日 木曜日

歯周病とお口の中の細菌

前回、アンチエイチングについて少しお話をしましたが
今日は歯周組織(歯ぐき)やお口の中の環境について少し
お話したいと思います。

歯周組織の老化の原因はなんといっても歯周病です!
歯周病が悪化する原因については、
以前ブログでご紹介しています。

歯周病菌は皆さんのお口の中に常にひそんでいて増殖する
チャンスを伺っています。
ブラッシングが不十分で食べかす(プラークと言います)が、
歯と歯茎の境目に付着すると、そこへ歯周病菌は
集まってきて、細菌の塊を形成し増殖・熟成すると、
今度は歯肉に対して毒素を出し攻撃をします。

毒素を出された体はその細菌達と戦う物質を
歯肉へ送りこみます。
細菌の塊を除去しない限りその戦いは延々と続き、
炎症は歯肉の下にある骨まで侵入すると、
骨は戦う術がない為自らを溶かす細胞を送り込み、
どんどん骨を溶かしてしまうのです。

ざっと歯周病について書きましたが、細菌達が増殖する原因は、
他にもお口の中の唾液の状態も関係しています。

唾液の中にはフッ素をはじめとする、
悪い菌と戦う成分がたくさん含まれているのです。

唾液にも良い唾液と良くない唾液があるのをご存知でしたか?

良い唾液とはサラサラとしており
お口の汚れを洗い流してくれます。
良くない唾液はベタベタしていてプラークの付着を
助ける糊の働きをします。
ベタベタした唾液はストレスや不規則な生活、喫煙や口呼吸、
薬の副作用,加齢によるドライマウスが原因と考えられています。

良い唾液を作るには規則正しい生活、ブラッシングを行う
のはもちろんですが、お口を閉じて鼻で呼吸を行う、
ビタミンcを多く含んだ食品(唾液分泌促進、炎症を抑える働き)
の摂取などが効果的です。

他にもロイテリ菌という乳酸菌がお口の中の歯周病菌や虫歯菌を減らして
くれる働きがあることがわかりタブレットで販売されています。

当クリニックでは皆様のお口のお悩みに関するご相談を一緒に解決していきたいと
思っております。
お気軽にご相談ください。

投稿者 Ginza East デンタルクリニック

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