歯周病

2014年05月08日 木曜日

歯周病治療が続かない理由

歯周病の治療は虫歯の治療と異なり、
数回の治療で終了することはあまりありません。
特に重度の歯周病の場合、半年以上かかることもあります。
ですので、歯周病治療の途中で、
足が遠のいてしまう方も多いのです。

足が遠のく主な理由は、
・初期の治療により出血などの症状が改善したから
・忙しく、通院する時間がない
・治療中に痛みがあったから!
・治療の必要性は分かっているが一歩踏み出せない
・一度予約をキャンセルしてしまったために通院しづらい
・治療に対する理解が得られなかった

こうした点についてお話します。

まず、初期の治療により出血などの症状が改善したから
歯ブラシの時に歯肉から出血があることを
メインとして来院された方に多いのですが、
歯周病の治療を始めると出血や腫れは、
急速に治まっていきます。
この時点で歯周病治療が終了する方もいらしゃいます。

しかし重度歯周病の場合、
出血が治まっても、
歯周病が完全に治っていないこともあります。

歯周病の治療は、
まず検査、
そして治療(初期治療)、
その後どこまで治ったかを判断するために再度検査を行います。
そして再度まだ治っていないと判断された箇所の治療をし、
検査を行って、
きちんと歯周病が改善されたことを確認してから
治療が終了となるのです。

患者様の中には、
出血や腫れが良くなったから治ったと
自己判断される方がいらしゃいますが、
結果的に歯周病は再発し、
数年後には問題が悪化していることが多々あります。

自己判断は危険です。
中途半端にせず、きちんち治療を行うことが重要なのです。

次に、忙しくて通院する時間がない
これはご本人の意思だけではありませんので、難しいことです。
短期的に治療を行わなければならないこともありますし、
ある程度治療期間を空けても大丈夫という段階もあります。

例えば、歯周病初期治療の中でも
歯肉の炎症を抑える重要な治療がルートプレーニングです。

ルートプレーニングは、
歯周ポケットの内部に付着した汚れを除去する治療です。
通常この治療は1週間に1回程度の間隔で行います。

この治療を行った部位から歯周病細菌の減少が起ります。
ただし1部位行ったのみでは、
治療を行っていない他の部位にはまだ歯周病細菌の感染が残っているので、
細菌感染がまだ存在する部位から
治療をを行った部位に感染を起こすことを防ぐために
ある程度短期的に続けることが重要です。

1回『ルートプレーニング(SRP)』を行っても、次の『ルートプレーニング(SRP)』を行うのが何ヶ月という期間がかかってしまっては、まだ感染している部位から再感染をしてしまい、結果的に治療効果が認められないこともあります。

そのため、お忙しい患者様の場合には、この治療ステップは、どうしても連続して治療を受けれ必要性があることを十分にご説明させていただいています。

『仕事が忙しい!』ということが最もなことですが、
『歯周病を治したい!』というお気持ちがあるのであれば、
どこかで時間を作らなければなりません。

そのため、時間的な制約がある方は、どうしても通院しやすい歯科医院を選択することも重要です。

また、治療開始前に、現在の生活スタイル 等を担当医にきちんと説明し、
どのくらいの通院が必要であるかなど事前に確認することも大切です。

ギンザイーストデンタルクリニックは、東銀座・築地・新富町駅に近く、
夜20時まで診療しています。
仕事が終わった後に通院されている患者様も多くいらっしゃいます。
先ずは、お気軽にご相談下さい!

投稿者 Ginza East デンタルクリニック | 記事URL

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